| |
|
 |
| ウッドマイルズを算出する<ウッドマイルズの関連指標> |
 |
ウッドマイルズとは、ウッド(wood)・マイルズ(miles)という字の如く、木材の輸送に関する新しい環境指標です。ウッドマイルズ関連指標では、目的に応じて以下の4つの指標を定義しています。
1. ウッドマイレージ(m3・q)


建築物や製品に使用された木材の量(材積)(m3)に、その木材が運ばれた実際の輸送距離(q)を掛け合わせたものを「ウッドマイレージ(m3・q)」と呼びます。距離だけではなく木材の量も含めた木材の総輸送距離として、主に国や世界の木材の総輸送距離という、木材消費の態様を示すマクロな指標として使います。
また、「ウッドマイルズ」は、木材の輸送距離(q)を示しますが、住宅などでは複数の産地から、異なる輸送距離を経て最終消費地に木材が運ばれてくるのが通例です。大量に木材を運ぶ輸送経路もあれば、ほんの少ししか運ばない経路もあります。このような状態で、各々の輸送距離を単純に足し合わせるだけでは正確な分析が出来ないため、一度全ての経路のウッドマイレージを算出してから、最後に総木材量で割った、木材の平均輸送距離を「ウッドマイルズ(q)」と定義し、算出の対象となる住宅や木製品の平均木材輸送距離として使います。
TOPへ
2. ウッドマイレージL(m3・q)


建築物や製品に使用された木材の量(材積)(m3)に、実際の輸送距離ではなく産地と最終消費地の直線距離(q)を掛け合わせたものを「ウッドマイレージ(m3・q)L」と呼びます。実際の輸送距離から算出するウッドマイレージに対して、ウッドマイレージLは、よりマクロな指標として、我が国の木材輸送距離の推移の分析など、主に研究の分野で使われます。
ウッドマイレージ同様、平均木材輸送距離は、「ウッドマイルズL」となります。
TOPへ
3. ウッドマイレージCO2(s-CO2)


運んできた木材の量と距離が分かると、あとは何で(トラック、船、鉄道)運んできたかが分かれば、輸送過程の消費エネルギーがある程度計算できます。この木材の輸送エネルギーを、輸送過程で排出する二酸化炭素の量で表したものを「ウッドマイレージCO2」と呼び、木材の輸送エネルギーの指標として使用しています。 「ウッドマイレージ(m3・q)」に、輸送形態(自動車、船、鉄道など)に応じたCO2排出原単位(s/m3・q)を掛け合わせ、木材の輸送過程における排出二酸化炭素の量を算出します。
ウッドマイレージ同様、ウッドマイレージCO2を総木材量で割った平均ウッドマイレージCO2は、「ウッドマイルズCO2」となります。
TOPへ
4. 流通把握度(%)


ウッドマイルズ関連指標の最後の一つに、木材のトレーサビリティの確保の度合いを示す、「流通把握度」があります。原則として、全ての木材の流通履歴が分からないとウッドマイルズ関連指標は算出できませんが、残念ながら、使用した木材の全ての流通履歴が分かる場合は、極めて少ないのが現状です。実際の算出においては、例えば、この木材を出荷した原木市場は分かるが、それ以前の流通過程が分からないという場合、不明な部分については、「おそらく県産材だから、山からはこのくらいの距離だろう」などの推測のもと算出しています。このように、産地から最終消費地までの流通過程において、確実に分かっている部分の割合を算出し、木材のトレーサビリティ確保の度合いとして明示し、木材業界に対して、トレーサビリティ確保の意識の向上を促す指標が「流通把握度」です。
「流通把握度」は、使用した木材の総量(総材積)に対して、経路毎に確実に分かっているウッドマイルズの比率を該当する材積に掛け合わせて算出される、流通把握材積が占める割合で示します。
TOPへ
|
|
|