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| ウッドマイルズって何?<木造建築の新たな環境指標> |
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■ 輸送エネルギーの削減(ウッドマイレージCO2)

ウッドマイレージが分かると、あとは何で運んできたかが分かれば、輸送過程の消費エネルギーがある程度計算できます。この輸送エネルギーを、輸送過程で排出するCO2(二酸化炭素)の量で表したものを、「ウッドマイレージCO2」と呼び、木材の輸送エネルギーの指標として使用しています。
40坪(132.24u)の一般的な木造戸建住宅の場合、全て地域の木材を使用した地域材住宅(産地と消費地の距離は150qと仮定)、全て国産材を使用した国産材住宅(国産材の国内平均輸送距離)、一般住宅(輸入材も含めた国内平均輸送距離)、欧州材住宅(全て欧州材)、という木材産地の異なる4つの住宅を比較すると、木材の輸送過程排出CO2に明快な差が出ます。

木造住宅(約38坪)の木材輸送過程CO2排出量

※住宅の木材使用量は日本住宅・木材技術センター「木造軸組工法の木材使用量(H13年度調査)」による
※国内平均、一般住宅、欧州材のウッドマイレージCO2は、ウッドマイルズ研究会試算値「ウッドマイルズ研究ノート13(2006)」ほかによる
※ガソリンCO2排出係数:2.3s-CO2、灯油CO2排出係数:2.5s-CO2として算出
※住宅モデルとしては、1985年に建築学会(環境工学委員会熱分科会)が提案した「住宅用標準問題(延べ床面積125.86u)」を使用

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地域材住宅と欧州材住宅の比較では、木材を運ぶ際のCO2排出量が、6,606s異なり、分かりやすく身近なエネルギーに換算すると、2,872リットル分のガソリン、または2,642リットル分の灯油の消費エネルギーと同等となります。つまり、地域材を使用した住宅は、欧州材を使用した住宅に比べ、木材の輸送におけるCO2排出量が6,606s少なく、ガソリン消費2,872リットル分、または灯油消費2,642リットル分に匹敵し、地球温暖化に貢献できると説明することができます。住宅を建設し生活し廃棄するという住宅一生分で排出するCO2の総量(ライフサイクルCO2)に対しては僅かであるかもしれませんが、ガソリン50リットルを月に2回給油する場合は約5年分、灯油18リットルポリタンクを月に4本、冬季の半年間消費する場合は約6年分の量となり、決して少なくはありません。このように、輸送距離の近い材料に対して、輸送過程の排出CO2量の少なさを明示することができるもの、それが「ウッドマイレージCO2」です。
さらに、仮に現在国内で新築される木造住宅を全て一般住宅から地域材住宅にシフトした場合、木材の輸送過程排出CO2は、年間およそ100万トン削減されると試算できます。

国内新築木造住宅の年間ウッドマイレージCO2
※新築木造住宅年間着工床面積は国土交通省「住宅着工統計(H18年度)」による
※住宅の木材使用量は日本住宅・木材技術センター「木造軸組工法の木材使用量(H13年度調査)」による
※一般住宅のウッドマイレージCO2は、ウッドマイルズ研究会試算値「ウッドマイルズ研究ノート13(2006)」による
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